レーザー切断機の切断面が垂直でない場合の対処法は?(2)

2023-09-25 15:51:08

レーザー切断機の実際の使用では、切断面が垂直でないという問題が頻繁に発生します。この問題は、製品の外観品質に影響を与えるだけでなく、部品の組み立てやその後の加工にエラーを引き起こす可能性もあります。前の記事前回は、切断面が垂直にならない原因として考えられる 4 つの原因を紹介しましたが、今日はさらに 4 つの原因と解決策を紹介します。

 

1. 補助ガスの適正使用

レーザー切断の際には、スラグを吹き飛ばし、切断面を冷却するために補助ガス(酸素、窒素など)がよく使用されます。補助ガスの流量や圧力が適切でない場合、スラグが時間内に除去されず、切断面に不規則な堆積物が生じ、切断の垂直性に影響を及ぼします。

解決策:

さまざまな切断材料に応じて適切な補助ガスを選択します。たとえば、炭素鋼の切断には酸素がよく使用されますが、ステンレス鋼やアルミニウム合金の切断には窒素が適しています。補助ガスの流量と圧力を調整して、ガスがスラグを効果的に吹き飛ばし、切断面をきれいで滑らかに保つようにします。切断前にガスシステムをチェックして、ガスの圧力と流量が適切な範囲内にあることを確認し、ガス不足や過剰を回避します。

 

2. 適切な素材の厚さを選択する

材料の厚さはレーザービームの切断効果に直接影響します。厚い材料の場合、レーザービームは貫通中に徐々に広がり、底部のレーザーエネルギーが弱まり、切断面が垂直になりません。

解決策:

材料の厚さを選択するときは、レーザー切断機のパワーが切断の厚さに対応できることを確認してください。材料の厚さがレーザーのパワー容量を超える場合は、複数の切断で層ごとに材料を除去し、切断面が垂直になるようにすることができます。また、特にレーザーパワーが不十分な場合は、厚すぎる材料の使用を避けてください。

 

3. 機械システムの精度を維持する

レーザー切断機のガイドレール、モーター、伝動システムなどの機械部品は、長期間の使用により摩耗、緩み、エラーが発生しやすく、レーザーヘッドの軌道に影響を与え、切断プロセスの偏差を引き起こし、切断面の垂直性に影響を与えます。

解決策:

レーザー切断機の機械システムを定期的に点検および保守し、ガイドレールが真っ直ぐであること、モーターが正常に動作していること、および伝達システムが緩んでいたり摩耗していないことを確認します。レールと伝達部品に定期的に潤滑油を注して、機械的摩耗を減らします。同時に、各操作の前に機器を校正して、最適な動作状態を確保することをお勧めします。機械システムが摩耗または老朽化していることが判明した場合は、関連部品を適時に交換する必要があります。

 

4. 機器を定期的に清掃し、メンテナンスする

レーザー切断機を長期間使用すると、機器の表面や内部にほこりや油などの不純物が蓄積し、レーザー光線の伝達や切断精度に影響を及ぼし、切断面の垂直性にも影響を及ぼします。

解決策:

レーザー切断機の光学部品(レンズ、レーザーヘッドなど)は、表面にほこりや汚れが付着しないように定期的に清掃します。また、破片が材料のスムーズな配置に影響を与えないように、切断テーブルを定期的に清掃する必要があります。さらに、レーザー切断機の冷却システムと補助ガスシステムを定期的に点検して、正常に動作していることを確認し、過熱やガス不足が切断効果に影響を与えないようにします。


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